刃物メンテナンスのご案内
末永く刃物を使用するためには、「サビさせないようにメンテナンスすること」と
定期的に「刃を研ぐこと」が重要です。
刃物のお手入れ
- 綺麗いに洗い、水気を拭きとります。
- 包丁を使用後にそのまま放置すると、錆や変色等の原因となる場合がございますので、すぐに付着した汚れ等を洗い流し、乾布でよく拭き取ってください。また、剪定鋏や刈込鋏はネジ止めの所をサビさせてしまうことがよくあります。軽く振って、水気をとってください。
※乾燥機に入れて乾かすのは、極力さけてください。下手をすると焼きが戻り、切れにくくなります。
※水やお湯をはった入れ物の中に包丁をつけたまま放置しないでください。また、ステンレスだから大丈夫・・・は間違い!ステンレスはさびにくいだけで、錆びないわけではありません。(黄色っぽくなります)
- 自然乾燥させてから、刃物油(ミシン油、錆止め専用油、
椿油など)を布にしみこませて、うすくぬって下さい。 - 注意する点は、食用油と錆止め油が一緒だとは思わない事です。食用油は花などから採取しており酸化します。そのため、例えばサラダ油を塗っておくと、さらさらの油が酸化してベトベトになります。(台所の換気扇のように・・・)そうなると落とすのに一苦労・・・
- 新聞紙に包んで保管してください。
- 新聞紙は湿気から守ってくれます。尚、頻繁に使う刃物でしたら、そこまでする必要はないと思います。使う頻度によって、行うかどか決めて頂きたいです。
刃物の研ぎ方
砥石を使って、刃を研ぐ手順です。砥石は、大きく分けて荒砥石、中砥石、仕上げ砥石の3種類あります。一般的にはじめて砥石を揃えるなら、中砥(1000番程度)を揃えておけば充分です。今回の例では、中砥石(1000番程)と仕上げ砥石(4000番程度)を貼り合わせたコンビ砥石を使用しております。
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砥石が滑らないように濡れた雑巾の上に砥石に置きます。(台付きの場合は特に必要ないです。)
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上図のよな角度(15度はあくまで目安です。どんなものを切るかによって角度が違います)で一定に保ちながら手前から向こう側に研ぎます。このとき、むこう側から手前に戻す時はあまり力を入れず、逆の時に少し強めに力を入れます。
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左手で押さえている面のミネ(背)の方から刃先に向けて指でそっと撫でてみて刃先にザラツキ(かえり)があればOKです。このザラツキが刃先全体に付くまで、研ぐ箇所を変えて研ぎ上げます。(途中で砥石の水分が無くなったら砥石に水をかけて下さい。)